「調べても農家向けばかりで、自分が使えるのか分からない…」
そんな宮城県の方へ、市ごとに“誰が使えるか”までまとめました。
宮城県でクマ対策の柵補助は、多くの市が「農業を営む人」限定です。そのなかで、農家でない一般の住民も使える可能性があるのが登米市。「農作物の被害」だけでなく「生活環境の被害」を受けている人も対象、と公式に書かれているからです。ただし対象の獣にクマが含まれるかは、公式ページではっきり書かれていません(後述・要確認)。一方、クマを名指しで補助対象にしているのは栗原市ですが、こちらは農業者限定です。
- 宮城県内の電気柵・柵補助を「農家限定か・一般住民も使えるか」で一覧化
- 登米市の制度(生活環境被害も対象・上限10万円・クマ含むかは要確認)
- 栗原市の制度(クマ名指し・上限5万円・ただし農業者の個人のみ)
- 石巻・角田・加美・川崎で公式に見つからなかったときの問い合わせ先
※ 各市町の公式サイトをもとに作成。確認日:2026年7月12日時点。数値・対象は変更される場合があるため、申請前に各担当課で再確認してください。
まず結論:宮城で“農家でない人”に望みがあるのは登米市
→ 一般の住民でも使える可能性があるのは登米市です。ただしクマが対象かは要確認。
宮城県で電気柵や柵の補助が公式に確認できたのは、登米市・栗原市・大崎市・仙台市・気仙沼市の5市。そのうち、農家でない一般の住民にも望みがあるのは登米市だけです。登米市は「農作物の被害」に加えて「生活環境の被害」を受けている人も対象、と書いています。庭や自宅まわりの被害で困っている人も入り得る、という意味です。
ただし注意点があります。登米市の制度は対象の獣を「有害鳥獣」とまとめて書いていて、クマがそこに含まれるかは公式ページでは読み取れません。「一般住民も使えそう」と「クマが対象か不明」の2つが同居している状態です。申し込む前に市へ電話で確かめるのが確実です。
宮城県そのものにも「鳥獣被害防止総合支援事業交付金」がありますが、これは市町村や地域の協議会へ配る間接支援です。住民が県に直接申し込む制度ではありません。まずは自分の住む市町の窓口を見る、と覚えておきましょう。
宮城県内の補助制度いちらん表
→ 一般住民に望みがあるのは登米市。栗原・大崎・仙台・気仙沼は農業者向けです。
確認できた5市の状況を、対象者とクマの扱いで並べました。数値は各市公式の記載を要約したものです。
| 市 | だれが使える | 補助率・上限 | クマの扱い・受付 |
|---|---|---|---|
| 登米市 | 一般住民も可の可能性 | 1/2・上限10万円 | クマ明記なし(要確認)・令和8年度対応 |
| 栗原市 | 農業者(個人のみ・法人不可) | 1/2・上限5万円 | クマ名指しあり・R8.4.1〜12.28 |
| 大崎市 | 農業者のみ | 1/2・上限10万円 | クマ明記なし・R8.4.7〜予算終了まで |
| 仙台市 | 農業者 | 事業費の1/3〜2/3ほか(暫定) | クマ明記あり・R7実績(R8要確認) |
| 気仙沼市 | 農林業者と推定 | 上限60万円(率は未確認・暫定) | クマ明記なし・R7情報(R8要確認) |
※制度名:登米市=防護柵設置事業(被害予防経費支援)/栗原市=有害獣被害防護設備設置事業補助金/大崎市=ソーラー電気柵導入支援事業/仙台市=農作物有害鳥獣対策協議会補助/気仙沼市=有害鳥獣対策事業補助金。
登米市が「一般住民も可の可能性」、それ以外は農業者向け。この線引きが宮城県の特徴です。仙台市と気仙沼市は公式ページ本体の数値が確認できず、暫定の値です(後述)。
登米市:農家でなくても望みがある一市
→ 「生活環境の被害」も対象なので一般住民も入り得ます。ただしクマが対象かは市に要確認です。
農家でない人にとって、宮城で一番望みがあるのが登米市です。登米市の「鳥獣による農作物被害予防経費支援(防護柵設置事業)」は、電気柵やネット柵などの購入・設置費が対象。補助はかかった費用の2分の1以内・上限10万円です。
ほかの多くの市と違うのは、対象者の書き方です。登米市は「市内に耕作地または所有地を持つ個人・法人で、有害鳥獣による農作物の被害、または生活環境の被害を受けている人」としています。「生活環境の被害」という言葉が入っているため、農業をしていない一般の住民でも対象になり得ます。
ただし、対象の獣が「有害鳥獣」とだけ書かれていて、クマが含まれるかは公式ページでは分かりません。ここは申し込みの前に必ず確かめてください。あわせて、申請できる期間の具体的な記載も公式ページでは見当たらなかったため、受付中かどうかも一緒に聞くと安心です。
電話で確かめること
- 聞くこと1:「クマ対策の柵も補助の対象になりますか」
- 聞くこと2:「農業をしていない住民でも申し込めますか」
- 窓口:登米市の農林担当課(市役所の代表電話から「農林」担当へ)
詳しくは登米市公式(https://www.city.tome.miyagi.jp/shinko/shisejoho/noringyo/hojojigyo/tyoujuuyobou.html)で確認しましょう。
栗原市:クマを名指し、でも“農業者の個人”限定
→ クマがはっきり対象です。ただし使えるのは市内で農業をする個人だけ。法人は対象外です。
「クマがちゃんと対象の制度が知りたい」なら、栗原市が県内で一番はっきりしています。栗原市の「農作物有害獣被害防護設備設置事業補助金」は、対象の獣にシカ・サル・イノシシとならんでクマを名指しで含めています。宮城県の10自治体を調べたなかで、クマを明記しているのは栗原市だけでした。
対象になるのは、電気柵・防護柵・シート・金網・ネット・音や光を出す装置など。爆竹や忌避剤といった消耗品は対象外です。補助は資材費の2分の1以内・上限5万円。受付は令和8年4月1日から12月28日まで。資材は2026年4月以降に買って設置したものが対象です。
注意したいのは対象者です。使えるのは「市内に住んで農業をしている個人」だけ。法人は対象外で、農業をしていない一般の住民も対象外です。庭先のクマ対策だけを考えている人には向きません。栗原市公式(https://www.kuriharacity.jp/w019/030/001/009/PAGE000000000000004768.html)で条件を確かめてください。
大崎市・仙台市・気仙沼市も柵補助あり(いずれも農業者向け)
→ 3市とも柵の補助はありますが、対象は農業者です。仙台・気仙沼の数値は暫定なので窓口確認を。
残る3市も柵の補助はありますが、対象は農業者にしぼられます。
大崎市は「ソーラー電気柵導入支援事業」を用意しています。太陽光で動く電気柵の導入費が対象で、補助は2分の1以内・上限10万円。受付は令和8年4月7日の朝から始まり、予算がなくなり次第終了します。対象は市内の農業者のみで、一般の住民は対象外です。
仙台市は農作物有害鳥獣対策協議会を通じた補助があり、クマも被害獣として挙げています。ただし補助の詳しい数値が載る協議会のページに調査時つながらず、金額は暫定です。気仙沼市も柵の補助がありますが、公式ページが表示できず(調査時404)、上限60万円という数値は暫定。補助率も確認できていません。どちらも令和8年度の内容は変わっている可能性があるため、農林担当課で確かめてください。
公式で見つからなかった市町は問い合わせを
→ 石巻・角田・加美・川崎町では確認できませんでした。制度が無いとは限りません。
石巻市・角田市・加美町・川崎町では、市町独自の電気柵・柵補助が公式サイトで確認できませんでした。これは「制度が無い」という意味ではありません。ページに載っていないだけの可能性も、国の交付金を地域単位で使っている可能性もあります。
実際、川崎町の鳥獣被害防止計画にはクマ(ツキノワグマ)が含まれており、加美町はクマ出没への対応を活発に行っています。取り組み自体はある地域です。白石市には、クマを呼ぶ木を伐る「誘引木伐採」の補助や狩猟免許の取得補助が確認できました(柵とは別の制度です)。
まずやること
- 庭や畑の柵を考えているなら、市町村の農林担当課へ電話
- 番号は「(市町名) 農林 電話」で検索、または市役所・役場の代表電話から担当へ
- 聞き方は「個人で使える柵の設置補助はありますか」「クマ対策の柵は対象ですか」。対象者とクマの扱いをセットで確かめましょう
申請前に必ず確認したい3つのこと
→ 「自分が対象か」「クマが対象獣か」「買う前に申請が要るか」の3点を確かめてください。
宮城県の補助は市ごとに条件が細かく違います。申し込む前に、次の3点だけは各市町の窓口で確かめてください。
1つ目は、自分が対象者に入るか。農業者限定の市が多いので、一般の住民として使えるかは最初に確認する点です。2つ目は、クマが対象の獣に入るか。宮城でクマを名指ししているのは栗原市だけで、登米市などは「有害鳥獣」とまとめて書いています。3つ目は、買う前に申請が要るか。多くの補助は先に買うと対象外になります。栗原市も「令和8年4月以降に購入・設置した分」が条件です。
数値や受付期間は年度替わりで変わることがあります。ここに載せた内容も2026年7月12日時点のものです。とくに仙台市・気仙沼市は公式ページの数値が確認できていない暫定値です。動く前に、必ず各市町の最新ページか窓口で確認してください。
まとめ:宮城のクマ・電気柵補助のポイント
✅ 農家でない一般住民に望みがあるのは登米市(生活環境被害も対象・上限10万円)
✅ ただし登米市はクマが対象獣か公式で不明=申請前に市へ要確認
✅ クマを名指ししているのは栗原市(上限5万円)だが農業者の個人のみ・法人不可
✅ 大崎市・仙台市・気仙沼市も柵補助ありだが対象は農業者
✅ 仙台市・気仙沼市の数値は暫定=窓口で最新確認を
✅ 石巻・角田・加美・川崎町は公式で確認できず→農林担当課へ問い合わせ
まずは自分の市町が「農家限定か・一般住民も使えるか」、そして「クマが対象か」を確認するところから。登米市なら一般の住民でも望みがありますが、クマが対象かどうかだけは電話で確かめてから動きましょう。
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※ 本記事の情報は2026年7月12日時点のものです。補助の対象・上限・受付期間は変更される場合があります。申請前に必ず各市町の公式サイト・担当課でご確認ください。


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