北海道のクマ・電気柵補助金|札幌市は“家庭菜園”でも使える(2026年度)

北海道 クマ電気柵補助金 札幌市家庭菜園でも使える 補助金・助成金
スポンサーリンク
💬 「ヒグマが庭先まで来る。電気柵を買いたいけど、補助金って出るの?」
「島牧村や斜里町は柵で有名だけど、うちみたいな普通の家でも使える制度はあるの?」
そんな北海道にお住まいの方へ。クマ用の電気柵に使える補助金を、公式情報だけで整理しました。

北海道で「クマ用の電気柵を自腹で買う一般の人」が使える補助金は、いまのところ札幌市の家庭菜園用の制度がほぼ唯一です。1/2補助・上限4万円、2026年度(令和8年度)の受付は5月15日〜9月15日、予定60名(予算上限に達すると終了)。ほかの多くの市町村は「農業者限定」か、そもそも住民向けの補助が公式で確認できませんでした。

有名な島牧村・斜里町の電気柵は、自治体が自分で設置する柵で、住民がお金をもらって買う制度ではありません。ここを混同すると「うちも補助が出るはず」と探し疲れてしまいます。

📋 この記事でわかること

  • 北海道で一般住民が使えるクマ用・電気柵の補助金はどこか
  • 札幌市の家庭菜園用補助(対象者・上限・受付期間)
  • 島牧村・斜里町の柵が「住民補助」ではない理由
  • 公式で確認できなかった市の問い合わせ先

※ 北海道・各市町村の公式サイトをもとに作成。確認日:2026-07-12時点。掲載後に制度が変わる場合があるため、申請前に必ず公式ページでご確認ください。

まず結論:一般の人が使えるのは「札幌市」が中心

→ 一般の人が使えるのは札幌市の家庭菜園用だけ。ほかは農業者向けか、確認できませんでした。

北海道でクマ(ヒグマ)を対象にした電気柵の補助を調べると、住民が申請できるものは多くありません。

農業をしていない一般の人でも申請できて、目的がはっきり「ヒグマ対策」の制度は、公式で確認できた範囲では札幌市の家庭菜園用電気柵の補助金だけでした。ほかは、農作物を売る農業者向けだったり、対象の動物にクマが書かれていなかったり、住民向けの補助ページ自体が見つからなかったりします。

「無い」と分かることにも意味があります。あちこちの市役所ページを開いて時間を使う前に、まず札幌市かどうか、農業者かどうかで自分の当てはまりを確認してください。

北海道のクマ用・電気柵補助 いちらん表

→ 一般の人が使えるのは札幌市の家庭菜園用のみ。道の補助は市町村向けです。

公式で確認できた制度を、対象者と補助内容でまとめました(2026-07-12時点)。

自治体 だれが使える 補助率・上限 クマ対象か
北海道(道) 市町村のみ 本文に記載なし(要綱別表) ヒグマ
札幌市(家庭菜園用) 一般住民(家庭菜園) 1/2・上限4万円 ヒグマ(目的が出没抑制)
札幌市(農業者用) 農業者 別表PDF(2026/4/1引上げ) 明示なし
旭川市 農業者・生産組織 1/2・上限10万円 明示なし(アライグマ等)

※制度名・公式:北海道=ヒグマ対策事業補助金(https://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/higuma/231303.html)/札幌市・家庭菜園用=家庭菜園用電気柵購入補助金(https://www.city.sapporo.jp/kurashi/animal/choju/kuma/denkisaku.html)/札幌市・農業者用=鳥獣被害防止対策電気柵等購入補助(https://www.city.sapporo.jp/keizai/nogyo/center/choju_keikaku/denkisaku.html)/旭川市=鳥獣被害対策資材導入支援(https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/kurashi/364/374/376/d064652.html)。

道の「ヒグマ対策事業補助金」は、住民や農家が直接もらう制度ではありません。市町村が行う対策に道がお金を出す「間接的な補助」です。電気柵が対象経費に入るかどうかは、要綱の別表を見る必要があり、公開ページ上では確認できませんでした。

一般住民が使えるのは札幌市の「家庭菜園用電気柵」

→ 札幌市民で家庭菜園をしていれば、農家でなくても使えます。1/2補助・上限4万円です。

札幌市には、家庭菜園をしている市民向けの電気柵補助があります。目的は「ヒグマの出没抑制」。畑を柵で囲うことでクマを引き寄せない、という考え方です。

対象は、札幌市内に住んでいて、市内で家庭菜園をしている市民。法人は対象外です。農業を仕事にしていなくても申請できるのが、この制度の大きな特徴です。

補助されるのは電気柵一式(電源装置・柵線・支柱・がいし〈電線を支える絶縁部品〉・アース棒など)。金額は購入額の2分の1で、千円未満は切り捨て、上限は4万円です。たとえば6万円の電気柵を買うと、3万円が補助されます。8万円なら上限にあたって4万円まで。

受付は2026年度(令和8年度)で、5月15日8時45分〜9月15日必着。予定は60名です。予算や人数の枠がある制度なので、迷っているうちに締め切られることもあります。柵を検討している段階で、早めに札幌市の公式ページを開いておくと安心です。

札幌市の申請の流れ・必要書類はこちらで詳しくまとめています → 札幌市の申請ガイドはこちら

なお札幌市には、農業者向けの電気柵補助(鳥獣被害防止対策)も別にあります。こちらは認定農業者(市に認定された専業的な農家)や販売農家、市民農園の開設者などが対象で、対象の動物にクマの明示はありません。家庭菜園の人は、上の家庭菜園用のほうを見てください。

島牧村・斜里町の柵は「住民への補助」ではない

→ この2つは自治体が自分で張る柵です。住民がお金をもらう補助ではありません。

ヒグマの電気柵といえば島牧村と斜里町が全国的に有名です。ただし、この2つは自治体が自分で柵を設置しているもので、住民がお金をもらって買う補助金とは仕組みが違います。ここは誤解が多いので、はっきり分けておきます。

島牧村は、集落と山の境目に電気柵を村が直接張っています(報道では総延長17〜18km)。斜里町も、ウトロ地区に約4kmの電気柵を町が設置しています(2007年から運用、費用は町の負担に道の一部補助)。どちらも「まちを守る柵」であって、「家庭の畑に補助を出す制度」ではありません。

島牧村については、農家向けにシカ対策の電気柵補助を行っているという報道もありますが、村公式サイトの補助金ページは確認できませんでした。斜里町の公式ページも、ヒグマを見かけたときの対応や予防が中心で、補助金の記載はありません。

つまり、島牧村・斜里町に住んでいるからといって「電気柵の購入補助がある」とは限りません。個人で柵を買う補助を探すなら、村役場・町役場の担当窓口に直接聞くのが確実です。

公式で確認できなかった市は「窓口に直接」

→ 「載っていない=制度が無い」ではありません。市の窓口に電話で聞くのが早いです。

次の市は、住民向けの電気柵購入補助が公式サイトでは確認できませんでした(2026-07-12時点)。ヒグマの出没情報や鳥獣被害防止計画はあっても、購入補助の専用ページが見つからなかった、という状態です。

  • 函館市(農林水産部)
  • 帯広市(鳥獣被害防止計画あり/エゾシカ・ヒグマ)
  • 釧路市(同/エゾシカ中心)
  • 北見市(電気柵の安全注意のみ)
  • 苫小牧市(市街地ヒグマ対策は充実)
  • 砂川市(クマ目撃情報の発信あり)

「確認できなかった」は「制度が無い」という意味ではありません。ページに載っていないだけで、窓口では扱っている可能性もあります。

電話するのはこの窓口です。

  • お住まいの市の農政・農林担当課、または鳥獣被害の相談窓口
  • 番号が分からないときは「(市名) 農林課 電話」で検索
  • または市役所の代表電話へ。「クマ対策の柵の補助のことで」と伝えれば担当につないでもらえます

聞くときは「家庭菜園でクマ対策の電気柵を買いたいが、補助はあるか」と具体的に伝えてください。話が早く進みます。

申請前に確認したい3つのこと

→ 「年度・受付期間」「予算枠」「買うタイミング」の3点を、買う前に確かめてください。

補助金は年度ごとに中身が変わります。申請の前に、次の3点を公式ページで確かめてください。

まず年度と受付期間。数値や日程は年度替わりで変わります。この記事の情報は2026-07-12時点のものです。

次に予算・人数の枠。札幌市の家庭菜園用は予定60名です。予算の上限に達すると受付が終わります。

最後に購入のタイミング。制度によっては「申請してから買う」順番が決められていることがあります。先に柵を買ってしまうと対象外になる場合があるため、購入前に手順を確認しましょう。

この県の関連記事

※ 本記事の情報は2026-07-12時点のものです。補助金の対象・上限・受付期間は変更される場合があります。申請前に必ず各自治体の公式サイトでご確認ください。

編集部
まちトク編集部
全国の自治体・商工会議所・公式サイトで情報を確認してお届けしています。
掲載内容は公開時点で公式情報と照合済みです。情報が変わった場合は随時更新します。
全記事ファクトチェック済み

コメント

タイトルとURLをコピーしました