「調べても古い記事ばかり出てきて、結局いまあるのかないのかわからない」
その答えを、横浜市の公式ページで確認してまとめました。
横浜市は公式ページで「生ごみコンポスト及び電気式生ごみ処理機への助成事業を平成28年3月をもちまして終了いたしました」と明記しています。10年以上前に終わった制度で、2026年8月21日の確認時点でも再開の案内は出ていません。
ただ、横浜市が生ごみの減量から手を引いたわけではありません。市はいま、機械を買わずに生ごみを減らす「生ごみブレン土プロジェクト」にお金と人手を振り向けています。補助金を探してこのページにたどり着いた方が、代わりに持ち帰れるものを下にまとめました。
- 横浜市の助成事業がいつ・どう終わったのか(公式の原文つき)
- 市が代わりに案内する「土壌混合法」の始め方と、無料でもらえる公式パンフレット
- 地域の花壇づくりなどをしている団体なら、12月26日まで物品支給に申請できること
- 川崎・さいたま・千葉の3市には補助金があるが、横浜市民は使えない理由
※ 横浜市公式サイト「生ごみブレン土 プロジェクト」(2026年8月5日更新)、川崎市・さいたま市・千葉市の各公式ページをもとに作成(2026年8月21日確認)。
横浜市の助成は平成28年3月で終わっています
横浜市の公式ページには、こう書かれています。
横浜市では、生ごみの堆肥化事業スタートに伴い、生ごみコンポスト及び電気式生ごみ処理機への助成事業を平成28年3月をもちまして終了いたしました。(横浜市「生ごみブレン土 プロジェクト」)
平成28年3月=2016年3月です。終了の理由として市が書いているのは「生ごみの堆肥化事業スタートに伴い」の一文だけ。機械の購入を助けるやり方から、土を使って各家庭で分解してもらうやり方へ、市が方針を切り替えたということです。
念のため、横浜市サイトの「生ごみのリサイクル」の下にあるページも確認しました。並んでいるのは「学校ブレン土プロジェクト」「同(私立学校用)」「生ごみブレン土プロジェクト」「生ごみバイオガス化の検討」の4本で、個人向けに購入費を補助するページはありません。
「横浜市 生ごみ処理機 補助金」で検索すると、助成があった前提の解説ページが今も残っています。終了から10年が経っているため、金額や申請書の案内が書いてあっても、それは平成27年度以前の情報です。判断は横浜市の公式ページで行ってください。
補助金の代わりにあるのが「生ごみブレン土プロジェクト」
横浜市がいま進めているのは、土と生ごみを混ぜて微生物に分解させる取り組みです。公式の説明はこうです。
生ごみブレンドプロジェクトは、土と生ごみを混ぜ微生物により分解させる「土壌混合法」や、有機微生物を利用して分解する手法、段ボールコンポスト等により、生ごみの資源化、減量化を進める事業です。(横浜市公式)
市が挙げているアピールは3つ。「生ごみと土を混ぜ合わせるだけで誰でも手軽に実践」できること、「電気も使わず、環境にも優しい」こと、そして「土に触れることで、こどもも大人もストレス解消」。数万円の処理機を買う話ではなく、家にあるもので今日から始められる方法です。
プランターと土だけで始める「土壌混合法」
市が中心に据えているのが土壌混合法です。用意するのはプランターなどの容器と土。庭や畑があるなら、そこで直接やっても構いません。公式は「プランターの組み立て方」のPDFも用意しています。
うまくいくかどうかを分けるコツとして、市は2つだけ挙げています。
- 生ごみは水切りをして、なるべく細かく(1〜2cm)にする → 分解が進みます
- 上から被せる土は乾いたものでOK。たっぷりと生ごみを隠すように被せる
逆に言えば、水気が多いままだったり、土のかぶせ方が浅かったりすると、においや虫の原因になります。分量の目安や、うまく分解しないときの対処は公式のPDF「もっと詳しく知りたい方はコチラ」とパンフレットの「ポイントとお悩みコーナー」にまとまっています。動画も3本公開されていて、3分・15分・30分と長さが選べます。まず雰囲気だけ見たい人は3分のものから。
合わないと思ったら、方法は他に3つある
土壌混合法が唯一の選択肢ではありません。横浜市は4つの方法を並べて紹介しています。集合住宅に住んでいる、ベランダしかない、土いじりが苦手といった事情に合わせて選べます。
| 方法 | どういうもの(横浜市公式の説明) | 市が挙げる注意点 |
|---|---|---|
| 土壌混合法 | 生ごみと土を混ぜるだけ。電気を使わず自然の力で堆肥化する。プランター等で始められる | 水切りして1〜2cmに。土はたっぷり被せる |
| 段ボールコンポスト | 段ボール箱に基材(ピートモスなど)と発酵促進剤(米ぬかなど)を混ぜ、微生物による循環を再現する | 底から空気が流れるよう、スノコなどの上に乗せる |
| ミミズコンポスト | シマミミズを飼育し、生ごみを餌として与えて土と有機肥料にする | シマミミズは動物。餌がなくなると逃走するので適度に与える |
| 有機微生物による分解 | 米ぬかやもみ殻を発酵させた「ボカシ」を使い、生ごみを有機肥料に変える | (公式ページに記載なし) |
「餌がなくなると逃走します」とわざわざ書いてあるあたり、実際に困った人がいたのだろうと想像できます。ミミズコンポストを選ぶなら、旅行や帰省で家を空ける時期の世話まで考えておいたほうがよさそうです。
公式パンフレットは無料。夏休みの自由研究にも使える
横浜市は生ごみブレン土プロジェクトのパンフレットを8分冊で公開しています。「基本の土壌混合法」「ダンボールコンポスト」「ポイントとお悩みコーナー」「土の成分と作物づくり」「講習会/事例紹介」などに分かれていて、公式ページから無料でダウンロードできます。紙で欲しい人は、各区役所の地域振興課資源化推進担当と資源循環局事務所で配布しています。
もうひとつ、生ごみが減っていく様子を記録する「チェックシート」(表面・裏面)も配布されています。市はこれを「学校での授業や夏休みの自由研究などでお使いください」と案内しています。処理機を買うかどうかで迷っている家庭なら、まず1シーズン試してみて、手間が続くかどうかを見てから判断する、という使い方もできます。
地域の花壇づくりをしている団体には、いまも支援があります
個人向けの購入補助はなくなりましたが、グループ・団体向けの支援は令和8年度(2026年度)も動いています。ここは検索で出てきにくい情報なので、当てはまる方は覚えて帰ってください。
対象は、土壌混合法で堆肥化した土を有効活用しているグループや団体です。横浜市は例として「地域の花壇で草花を育てるなど」を挙げています。支給されるのは現金ではなく、活動に必要な物品です。
・申請期間:令和8年5月1日から令和8年12月26日まで
・申請方法:申請書を、取組を行う区の資源循環局事務所へ提出(郵送・FAX・Eメール等)
・根拠:横浜市生ごみ減量化推進事業(土壌混合法)支援物品支給要綱
・申請実績:令和7年度17件/令和6年度19件/令和5年度9件
実績が年間20件前後という規模です。町内会の花壇、マンションの共用花壇、子ども会の菜園といった小さな活動でも、要件に当てはまるなら相談する価値があります。申請書と要綱は公式ページからダウンロードできるので、まず要綱に目を通してから資源循環局事務所(区ごと)に問い合わせてください。
川崎市には補助金がある。ただし横浜市民は使えません
ここでよくある勘違いを先につぶしておきます。生ごみ処理機の補助金は、住民票のある市の制度しか使えません。横浜市に住みながら川崎市に通勤していても、川崎市の助成は申請できません。川崎市が対象者を「本市に住所を有する方」と定めているためです。千葉市は「本市に住所を有し、かつ居住すること」、さいたま市は「市内に住所を有する方」と、3市とも同じ考え方です。
そのうえで、近隣3市の内容を並べておきます。転居や引っ越し先を検討している方、実家の親に教えたい方の参考にしてください。
| 市 | 補助の内容 | 2026年8月21日時点の受付状況 |
|---|---|---|
| 横浜市 | なし(平成28年3月で終了) | 再開の案内なし |
| 川崎市 | 購入金額の2分の1・限度額10,000円/電動・手動の処理機は1世帯1回1基、容器や基材は年間4基まで | 令和8年度は受付終了(予算の上限に達したため) |
| さいたま市 | 購入価格の2分の1・上限10,000円/1世帯につき5年度の間に1基 | 第2期を9月30日(水)まで受付中(郵送も必着)。先着ではなく抽選 |
| 千葉市 | 本体購入価格の2分の1・上限35,000円/5年で1基 | 4月1日〜2月末日まで受付。予算がなくなり次第終了 |
同じ「生ごみ処理機の補助」でも、上限は10,000円から35,000円まで3.5倍の開きがあります。川崎市のように年度の途中で予算が尽きて締め切る市もあれば、さいたま市のように期を分けて抽選する市もある。制度がある市に住んでいる方は、買う前に自分の市の受付方式を確かめるほうが安全です。
・ディスポーザーは対象外(川崎市・千葉市とも明記)。シンクに取り付けて砕いて流す機器は補助の対象になりません。
・送料・保証料・設置費用は補助の対象外。補助されるのは本体価格だけです。
・千葉市はふるさと納税の返礼品として受け取った処理機を対象外としています。返礼品で入手してから申請、はできません。
・さいたま市は抽選のため、申請すれば必ず受け取れるわけではありません(第2期の抽選用予算は149万円)。
横浜市の補助金は復活する?
再開の予定について、横浜市の公式ページに記載はありません。当サイトが確認したのは「平成28年3月をもちまして終了いたしました」という一文までで、それ以上のことは書かれていない、というのが正確なところです。
過去に他市で復活した例があるから横浜市も…といった書き方は、この記事ではしません。知りたい方は、横浜市の「生ごみブレン土 プロジェクト」のページ(更新日が表示されます)を定期的に見るか、担当課へ直接聞くのが確実です。
資源循環局政策調整部資源循環推進課
電話:045-671-3593/ファクス:045-550-3510
メール:sj-sjsuishin@city.yokohama.lg.jp
よくある質問
Q1. 横浜市で生ごみ処理機を買うと、補助金はもらえますか?
A1. もらえません。横浜市は生ごみコンポスト及び電気式生ごみ処理機への助成事業を平成28年3月で終了しており、2026年8月21日の確認時点で個人向けの購入補助はありません。
Q2. いつ、なぜ終了したのですか?
A2. 終了は平成28年(2016年)3月です。横浜市公式は理由を「生ごみの堆肥化事業スタートに伴い」と記載しています。それ以上の説明は公式ページにありません。
Q3. 補助金は復活しますか?
A3. 再開についての記載は横浜市の公式ページにありません。最新の状況は「生ごみブレン土 プロジェクト」のページ、または資源循環推進課(045-671-3593)で確認してください。
Q4. 補助金がないなら、横浜市で生ごみを減らすにはどうすればいいですか?
A4. 横浜市は「生ごみブレン土プロジェクト」として、土壌混合法・段ボールコンポスト・ミミズコンポスト・有機微生物による分解(ボカシ)の4つの方法を案内しています。いずれも公式ページに解説とPDFがあります。
Q5. 土壌混合法は何を用意すれば始められますか?
A5. プランターなどの容器と土です。庭や畑で行うこともできます。横浜市はコツとして「生ごみは水切りをして、なるべく細かく(1〜2cm)にする」「上から被せる土は乾いたものでOK。たっぷりと生ごみを隠すように被せる」の2点を挙げています。
Q6. 隣の川崎市の補助金を、横浜市民が使うことはできますか?
A6. できません。川崎市の助成対象は「本市に住所を有する方」です。千葉市・さいたま市も同様に市内在住が条件で、通勤先の市の制度は使えません。
Q7. 団体で生ごみのリサイクルをしています。横浜市の支援はありますか?
A7. あります。土壌混合法で堆肥化した土を有効活用しているグループ・団体に、活動に必要な物品を支給する制度があり、令和8年度の申請期間は令和8年5月1日から12月26日までです。申請書を、取組を行う区の資源循環局事務所へ提出します。
Q8. 公式のパンフレットやチェックシートは、どこでもらえますか?
A8. 横浜市の「生ごみブレン土 プロジェクト」のページから無料でダウンロードできます。紙は各区役所の地域振興課資源化推進担当と資源循環局事務所で配布しています。チェックシートは学校の授業や夏休みの自由研究にも使えると案内されています。
まとめ
✅ 再開の案内も出ていません。推測ではなく、公式ページと資源循環推進課で確認を
✅ 代わりに市が案内するのは生ごみブレン土プロジェクト(土壌混合法/段ボールコンポスト/ミミズコンポスト/ボカシ)
✅ 土壌混合法はプランターと土で始められる。コツは水切り・1〜2cm・土をたっぷり被せる
✅ パンフレット8分冊とチェックシートは無料(公式サイト・各区役所・資源循環局事務所)
✅ 花壇づくりなどの団体は物品支給の申請が12月26日まで(令和8年度)
✅ 川崎(上限1万円・令和8年度受付終了)/さいたま(上限1万円・9月30日まで抽選)/千葉(上限3.5万円)。いずれも市内在住が条件
補助金を待って処理機の購入を先延ばしにする理由は、横浜市にはありません。買うなら補助を当てにせず決める、買わないならプランターと土で試す。判断材料は公式ページにそろっています。
参考リンク(公式)
- 横浜市「生ごみブレン土 プロジェクト」(助成事業の終了・土壌混合法・団体向け物品支給):city.yokohama.lg.jp(2026年8月5日更新)
- 横浜市「生ごみのリサイクル」(配下ページ一覧):city.yokohama.lg.jp
- 川崎市「【受付終了】生ごみ処理機等の購入費の一部を助成します。」:city.kawasaki.jp(2026年6月22日更新)
- さいたま市「《補助金》生ごみ減量化機器等購入費補助金」:city.saitama.lg.jp(2026年4月1日更新)
- 千葉市「生ごみ減量機器購入費補助金制度」:city.chiba.jp(2026年7月2日更新)
- 問い合わせ:横浜市 資源循環局政策調整部資源循環推進課 045-671-3593
- 生ごみ処理機の補助金、自分の市にある?|探し方まとめ(全国の探し方はこちら)
- クマ対策の電気柵、補助金は使える? まず「市町村の窓口」を見る(探し方まとめ)(補助金は市町村ごとに有無が違う、という構造は生ごみ処理機も同じです)
- 【神奈川県】横浜市プレミアム商品券2026|まだ買える商店街はどこ?完売状況まとめ(同じ横浜市の、いま使えるお得な制度)
- 2026年8月21日:横浜市公式「生ごみブレン土 プロジェクト」(2026年8月5日更新)で、生ごみコンポスト・電気式生ごみ処理機への助成事業が平成28年3月で終了していること、土壌混合法など4つの方法、パンフレット8分冊とチェックシートの配布、団体向け物品支給(令和8年5月1日〜12月26日・申請実績は令和7年度17件)を確認しました。あわせて川崎市(令和8年度受付終了)・さいたま市(第2期9月30日まで・抽選)・千葉市(上限35,000円)の各公式ページを確認しています。


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